岩美町や羽尾の周辺には四季折々たくさんの見どころがあります。
日本海に面した鳥取県、そして岩美町には、海も、山も、町も、人も、たくさんの素晴らしい出会いがいっぱいあります。四季の変化も大きく、ダイナミックな自然の移ろいを感じることができます。このコーナーでは、龍神荘から近い場所にある景色のきれいなところや温泉などを紹介します。
龍神洞
羽尾岬の先端に二つの洞窟(どうくつ)があります。海に面した洞窟は龍神洞(りゅうじんどう)と呼ばれ、幅8m、高さ10m、奥行き150mで山陰海岸でも最大級の海食洞(かいしょくどう)です。
崖の中腹に口をあける丘龍神(おかりゅうじん)は内部で海龍神(うみりゅうじん)とつながり、ゴーと波の音が響いています。昭和2年に作家・島崎藤村は小舟で海龍神の中へ入り、夏でも冷たい空気や底知れぬ水の色に驚嘆しました。
龍神荘から、ハイキングコースを通り20分、ボートで5分です。
西脇海岸
小羽尾(こばねお)から東浜(ひがしはま)へ至る海岸線。西脇展望駐車場から西方向を眺めると、白い花崗岩の砂浜と緑の松のコントラストが絶景を作り、“寝覚めの佳境(ねざめのかきょう)”とも称されています。小さな島々と緑の松が連続する風光明美な景観は、詩情あふれるドライブコースです。
龍神荘から車で2分です。
東浜展望所
鳥取県の最東端、兵庫県との境をなす陸上岬(くがみみさき)の高所から、浦富海岸を眺望します。素朴な風情でたたずむ陸上集落、東浜から東漁港にかけて3kmにわたって湾曲する白い砂浜、遙かな水平線、羽尾岬(はねおみさき)など、広々とした立体的な景観をお楽しみください。県境から北へ約0.5kmの地点には、陸上岬自然歩道も整備されています。
龍神荘から車で5分です。
牧谷のカキツバタ群落
牧谷の又助池(またすけいけ)は、砂丘の後背地に形成された潟湖(せきこ・ラグーン)の名残です。5月中旬ころには美しい紫色のカキツバタの花が見事に咲き誇ります。また、そのころ例年、
一日茶屋を開催しています。近年、池の一部に遊歩道が整備され、多くの方が訪れるようになりました。
※鳥取県自然環境保全地域
龍神荘から車で6分です。
魅力的な遊歩道 3ルート
◎浦富海岸自然探勝路コース(片道2.7km)
網代《あじろ》・城原《しらわら》にかけてアップダウンの激しいコースが続くが眺望は抜群。伝説に彩られた洞門や洞窟、絶壁、奇岩、白砂の浜などが連続する。
◎羽尾《はねお》岬自然探勝路コース(片道2.5km)
山陰海岸学習館・龍神洞にかけての岬の尾根上を歩くかなり起伏のあるコース。途中エリザベスサンダース・ホームの思い出を秘める熊井浜を経る。
※2014/1月現在、断崖の遊歩道が一部崩落しているため、龍神洞へは行けません。
◎駟馳山《しちやま》コース(片道4.5km)
岩美町の最西端の大谷~鳥取市福部町岩戸にかけて、海や鳥取砂丘の遠景を眺めながら歩くコース。
岩井温泉
鳥取県岩井温泉は、1200年の歴史を誇る山陰最古級の温泉で、「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せ、柄杓で湯をかむるという江戸時代から伝わる珍しい風習があります。 中国山地に源を発す清流蒲生川に沿った温泉街は、穏やかで素朴な情緒に包まれており、優れた温泉地の証である「国民保養温泉地」に指定されています。
温泉は、泉源から湧き出たそのままのお湯を浴槽に流しっぱなしで効能もたっぷりです。泉質は、「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉」で、神経痛・リウマチ・婦人科疾患、飲用すれば、慢性胃腸炎や痔疾にもよいとされています。
ゆかむり温泉は、昔より人々に親しまれ受け継がれてきた歴史ある共同浴場です。源泉は駐車場の一角にあり、47.6℃で湧いていて、湯船でちょうど適温になります。100%源泉かけ流しです。
龍神荘から車で15分です。